関東地方には記録的な積雪がとけきらない日の、小雨の降る中、なんだか
「やぁ」
と声をかけられた気がした。
確認を怠ったのだけど、作風から察するに今は亡き太郎さんの作品なんだろう。
小さい頃、親に連れられてか、学校の遠足ででか、大阪万博公園の太陽の塔はすごいと同時に恐かった。
ま、いいですけど、太陽党はなんだかよくわからない会派の一部門になったらしい。
作者がもういなくても、生命力を湛えているオブジェ。こういうのを芸術というのかなぁとちょっと考えた。でも、本当に太郎さんのかいな?
張り子の虎というと、なんだか虚勢を張ってる感じがあるが、そういえば、「虎」と「虚」は似ている。しかし、これほど大きいと、まぁ、それはそれで威圧感がある。
そうか、思い出してみれば'98年は寅年だ。阪神タイガースはがんばらなければならない。
しかし、干支にそってがんばるのでは所詮、12分の1。まったくランダムにセパ両リーグ12球団でサイコロを振って優勝を決めるのと同程度である。それに、干支に登場しないチームもたくさんある。
ま、私は関西出身として建前上、聞かれれば阪神ファンと答えるに過ぎない。
日本の国の血液型分布はおおざっぱに言って、
A:O:B:AB=4:3:2:1
なんだそうだ。
この日、ここで見つけた看板の示す総数は559人であるから、これを上記の分布で割ると、
A型=224人
O型=168人
B型=112人
AB型=55人
である。みんなが同じ確率で輸血が必要になってればこれが答えである。
こうしてみると、B型は需要と供給のバランスがまだよさそうだ。
果たして、O型の人が「自分本位で」献血に協力的でない傾向があったり、「おっちょこちょい」で輸血の必要な事態に陥りやすいのか。赤字で「特に」と書いてあり、さらにおまけに下に波線が引いてある。
A型の人は逆に「よく気を遣う」ので供給がいいのか、「慎重」なので血の必要な状況になりにくいのか。
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