There is no sleeveDate: Mon, 16 Jul 2001
梅雨の中休みか。などと言ってるうちに、なにやら梅雨明け宣言されてしまった。なんか、こう、「○○君、最近、来ないねぇ」と言ってたら、「○○君は、転校しました」と、いきなり言われたようで、釈然としない。いつだったか、明確に梅雨明け宣言できないままに夏が来て、「梅雨明け宣言断念」とか「何日頃、梅雨明けしたもようです」なんていう年もあったか。あれもあれで釈然としない。 手の平を太陽に〜、透かして見ようとしたら〜真っ青に浮いてる〜ぼくの静脈〜 「1mm以上の雨が降る確率100%」というのは、別に予報の時間帯中、ずっと雨が降るという意味ではないし、予報地域で、どこでも雨が降るってわけでもない。例えば、降水確率50%だと、同じ予報を100回したとして、予報地域の予報時間のどこかのいつかで1mm以上の雨が降る場合の数が50回なのだつまり、私がいる今の時間の今の場所に雨が降るのとは、ほとんど関係ないのである。「場合の数」には悩まされた人も多いのではなかろうか。今でも仕事で、先方から「何々の問題が起きる可能性がある」と言われると、「可能性はいつだってあるわい!せめて『可能性が高い』と言ってくれ(アホ!)」と思う。 ってわけで、どピ−カンである。お蔭様で、っていうか蔭でなくて、お天道様の日向のおかげで洗濯物はよく乾くが、まったく、おかげさまで、汗がボトボト出て、タオルや着替えを、どんどん使うので、洗濯物が増えてしまうのである。洗濯機を回す回数は増える(いつもより、余計に回っております。言うまでもないが別に傘の上で洗濯機を転がすわけではない)し、シャワー浴びる回数も増えるので、エアコン使って電気代が上がるのと同じに水道代も上がるのではないか。と思われる。 元来、私は汗っかきなんで、風呂から上がっても、いっこうに汗が引かない。ダラダラ流れる。滝のようなまでは行かないが(つうか、滝のように流れてる人って見たことないぞ。デフォルメが過ぎるのではないか)、ツーッと流れるまでは「お、これぞ、玉のような汗」と思って、「んん、これは写真を取らねば」っと慌ててデジカメを取り出そうとして、玉が崩れて、ツーッと流れてしまう。あう。 朝、シャワーを浴びても、(最近は、もう朝シャンって言わないっすかね)最寄り駅までたどり着くまでにビショビショに汗をかいてしまう。制汗剤は無力である。私は中居君ではないので、エレベーターで女性と同乗しただけで汗が出てしまうので、極力エレベーターは利用しないようにしている。私は戌年生まれであるが、汗をかきまくりなので、舌を出してハーハー言うわけではない。戌年なだけで汗が抑えられるわけがないのは言うまでもない。 駅に入る前にコンビニで、お茶やら雑誌やら買いつつ、電車が来るまで少しでも涼んでいようとしたりする。短時間では涼めないので、つい長居して、余計なものまで買ってしまう。 でも、駅前のコンビニから駅までたどり着くまでに、またブワッとばかりに汗が吹き出るのだ。あう、弱冷車になんて乗ってられんぞ。やっと電車が来た。ふう、これで少しは落ち着くか。 と思っていると、この暑さのせいか、近頃、女の人の袖がなくなってる場合が多い。袖どころかビスチェみたいな服を着てる人もいる。ギュウギュウ詰めってほどの混雑ではないが、その、なんだ、混雑する電車に乗るのが分かりきってるのに、そういう服ってのはいかがなもんなのだ。 でもって、そのノースリーブな彼女は、高いヒールのサンダルを履いて、電車が揺れる度にふらついている。隣のお友達らしい女の子に、「な〜に、ふらついてんだよぉ〜」とツッコまれている。 大きな揺れがくる。大きくよろけたノースリーブの彼女の素肌が、汗ばんだ私の袖に触れる。「キャァ」と悲鳴を上げる彼女。何が起きたかと周囲の人がこっちを見ている。おい、よろけてぶつかって来たのは君だ。 で、件の彼女、元の体勢に戻って、横の友達と、「っていうかさぁ、汗だくの男って、見てて暑苦しくない?」と言いながらこちらを睨む。友達も、「っていうか、超キモくない?」 みんならぼくは生きている〜。生きているから汗出んだぁ〜 いたたまれなくなった私は、一旦電車を降りた。駅で次の電車を待つまでの間にまた汗がジトっとしみでてくる。一両ずらしてみると、そこは弱冷車。私の火照りを癒してはくれない。でも、空いてたので席に座れた。 座って本を読んでいると、途中の駅で、またしても袖のない服の女の人が乗って来て、あろうことか、私の前に立った。またしても、お友達とご一緒である。 「アチーアチー、空気入れなきゃ、」と車内で回転している扇風機の方に向けて、シャツの胸元をつかんでパタパタしている。お友達「ってか、それ、ヤバ過ぎ〜。見えてんよ。胸」なに、見えてるのか?と言って私が顔を上げるわけにもいかず。 で、うかつに目線を上げるとおそらく、前に立っているノースリーブの彼女のわきの辺りを見る羽目になるわけで、でもって、果して、そこは腕の付け根なのか、胸の端なのか、わきの下なのか、それとも、横っ腹の上の方なのか。などと悩まなきゃならないわけで、悩んだところで、先方からは私は変な奴としか思われないだろうし。 私は不自然な姿勢で「いや、私は読書に集中しております。」と言わんばかりに、もう読みおえたページに戻って読まなくてはならなくなるのである。
---MURAKAMI-TAKESHI-IN-THOSE-DAYS------------------------------------ 以前に、ホールターネックや、アメリカンスリーブでツッコミ書いたこともあるが、どっちも新聞記事や辞典を見て書いてるので私は詳しくは知らない。 でもって、股上の短いスカートはヒップハングで、パンツはローライズなんだそうだ。 (社)日本アパレル産業協会 東京婦人子供服支部さんのデジタルファッショニカってページの7/9付け今週のおすすめで紹介していただきましたま、私はファッションを語るには、本人があまりにダサダサですが。 |