(む}No wisdom tooth

Date: Wed, 31 Dec 2003

なんだか、この一年は、週刊どころか季刊以下の発行ペースでした。ということで、これを書いてる時点では、2003年ももう終わりって感じであります。なんだかつらく長い一年だったような気がします。それにしても、くたびれたな。なんとか年は越せそうなのが幸せだ。

春に受けた健康診断で4年連続B2判定。

項目 結果 基準値
ALT(GPT) 51 5〜39
γ-GTP 247 5〜69
総コレステロ−ル 274 120〜219
中性脂肪 215 10〜149

要は、太ってる、肝臓弱ってるということらしかった。少しだけ食事に気をつかいつつ、7月に再度検査受けたら

項目 結果 基準値
AST(GOT) 67 10〜39
ALT(GPT) 98 5〜39
γ-GTP 223 5〜69
総コレステロ−ル 229 120〜219
中性脂肪 211 10〜149

コレステロールの数値は少し良くなったが、あとがダメ、らしい。夏にビールを飲みたくなっても控えるようにと言われた。

おなかのエコー検査とやらを初めて受けた。おなかになにやらゼリー状のものを塗られてセンサーのようなものを当てられた。
先生が「おかしいなぁ」と呟く。
おいおい。しかし、どうやら、機械の調子が良くないらしい。患者は不安がっているぞ。結果は「問題なし」であった。

酒を断つ断つと言いつつ、実際に飲まなかった日というのは十日もないように思う。寝薬替わりってなら、その替わりに、寝薬をもらうか。と、睡眠薬を処方してもらったけれど、なんだか夜中過ぎに帰って、薬を飲んだら翌日起きれない気がして、酒を飲んでたりして、いや、飲んで翌日起きるのは、単に脱水症と、気持ちが悪くなってるだけだったりする。

なんだか目が見えないなぁ。と検査に行ったら視力が落ちててコンタクトレンズの度が強くなった。前の度数ではワンデイアキュビューは、お取り寄せだったので2回来店する必要があったのだけど、今度のは在庫があるらしく、その日にもらって帰れる。悪くなってみるもんだ。なんちて。若白髪が若くなくなってるこの頃、老眼も始まってるのかもしれん。

10月、そして危機が訪れた。口が開かないのである。指一本も入れられない。仕事で肩凝ってるからか、疲れてるからかなぁなどと悠長なことを思って、お昼ごはんを細々とうどんを啜ってたりしたら、今度はあごの辺りが腫れてきて激痛がする。さすがの私も、こうまでなったら医者に行くらしく、歯医者さんに走った。いや、走れないので歩いた。歯医者に行くのは20年ぶりくらいである。

初日はレントゲン撮って、開かない口のまま歯茎を切開して膿が出やすいようにしてもらって、痛み止めと化膿止めとうがい薬を処方された。うがいをまめにしたお陰か、職場で風邪が流行っても風邪を引かずに済んだ。怪我の功名ということにしておこう。

口が開かないので、食事がうまくできない。ペースト状のものやウィダーインゼリーとか、そうだ、フードプロセッサー買おうかなんて自炊もしないのに思ったりして。

二週間ほどして落ち着いたところで、ついに抜歯。左下奥、横向きに生えた、いや、生えずに埋まっている親不知。麻酔下で耐えられないような痛みではないけれど、ゴリゴリとグイグイと。歯が抜けたとき、右の肩甲骨の下で、何かが抜けたような気がした。

歯の下で顎の骨が腐ってなくなっているという。骨がなくなっているがゆえに抜歯の時の抵抗は比較的小さくて済んだらしい。空洞を埋めるために、なにやらコラプラグとかいうコラーゲンの栓を入れた。腫れは予想したほどひどくはなかった。

腫れも引いた頃に、ほったらかしになっていた虫歯の治療と歯周ポケットの検査。普通は2mm程度のポケットが、4〜7mmもあるという。親不知を抜いたところは12mmで歯の根元まで達しているという。かなりでかい。「ほおばる」という行為からご無沙汰していた私は、口が開くようになって、久しぶりにビッグマックを食べたら、パンの上に乗ってるゴマが一個奥歯の奥のそのポケットにしまわれていた。

大きな凝りが抜けた気がしていたのだが、いまだ肩甲骨の動きが悪いような、腰も固いような、歩くとき腕や脚の出方がしっくりこないような気がしていた。ふらりと整体とやらを受けてみようかと思ったりして、「関節うごかしますよぉ」と言われて、肩とか首のことかと思ってたらなにやら背骨が歪んでるらしく、腕を体の前で交差させて息吸って〜吐いて〜ボキッ。この一年で育った凝りなので、数回受けたところで、なかなか回復しない。

足つぼマッサージとかいうのも受けてみた。目と心臓と大腸と肝臓の反射帯のあたりで少し痛かった。ほかの凝りの部分もマッサージ屋さんの話だと痛そうだそうなんだが、凝りが強すぎて本人は麻痺してるのか、よく分からなかった。

三度目の血液検査の結果は数値はやや高めだけど、ずいぶん基準値に近づいてきた。口が開かなかった期間、満足に食事ができなかったことの効果が出ているのかもしれない。体重も2kgほど落ちたし。血圧が高いからとカルスロットという薬をなんだかずっと飲んでいる。

項目 結果 基準値
AST(GOT) 47 10〜39
ALT(GPT) 50 5〜39
γ-GTP 84 5〜69
総コレステロ−ル 236 120〜219
中性脂肪 131 10〜149

少し生活を見直してみようと、3か月ほど、家計簿というか小遣い帳をつけた。酒代が月平均34,000円と出た。500mlで270円として一ヵ月の消費量が63リットルという計算になる。一ヵ月は31日としたら、あら、一日平均2リットル飲んでる計算になる。そりゃ肝臓も悪くなるだろう。でも検査で異常なしだったもんね。だけど気を付けよう。

2004年こそはお酒を控えよう。いや、正月は飲まんと始まらんしなぁ。

---MURAKAMI-TAKESHI-IN-THOSE-DAYS------------------------------------
当時の本 『怒る技術』中島義道(PHP研究所、1300円(税別))しかし、ほんとに、ぼくはうまく怒れないのである。
当時の世 世の中のことに、またかなり疎くなってます私。
当時の私 仕事以外にやることをみつけないとなぁ。とぼんやり思っている。とりあえず、部屋の掃除をした。少し広くなった。でも積読になってる山が残っている。

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