「ちょっと節制しようと思う(いつも思うだけだが)」と書いたとおり、思うだけで一週間が過ぎようとしていた。
いや、春に健康診断を受けた時から比べれば、少しは節制しているつもりである。「昼ご飯の時に、小ライスにする」とか、「おかず一品減らす」とか、「揚げ物や肉類は控えて、肉でも鳥とか、あるいは魚系のメニューを選ぶ」とか、「夜どうせビール飲むから晩飯を控える」とか。その甲斐があったかどうかは謎なのだけど、
春と比べると、8/28時で体重(77.0=>75.4)、血圧(139/90=>122/81)と、やや改善しているのである。じゃぁ、血液の検査は?自分でやるわけにもいかんわなぁ。おいらは医者じゃないんだし。実家の母からも「病院に検査行ったか。」と、あおりの電話がかかってくる。「あんたの部屋見に行って、ついでに付いてってあげるから、新横浜まで迎えに来よし」「あんた来ても座るとこなんかないから来んでもええ」と断固拒否する。
「いい年して、なんで母親に付き添われて病院いかんならんねん。」と言いつつ、いい年して、子供のように駄々こねて、病院に検査に行ってないのは、まぎれもなく私である。いや、別に入社以来一度も使ってない健康保険証に一筆入ってしまうのが嫌なわけではない。あ、でも、そう思うと、月に一万何千円か取られて、え〜と一年は12か月だし、、、んん。なんか損してる気もしないでもない。
でも、患者本人が、自覚症状として、「前より、調子はいいのだ」と断言しているから、「コレでいいのだ。」とバカボンのパパ風に開き直ってしまうのである。自覚症状もなく身体を蝕まれるケースもあるのだろうが、そういう重篤なケースの際は「まぁ、しゃあないな」と開き直る予定である。
母からMをとった他人に言わせれば、「要は、夜、寝る前に、ビールをガブ飲みするのがいかんのでしょう。」と言うことになる。本人もそう思う。そもそも、本人が、ビールを「うまい」と思って飲んでないというのがよろしくない。私が、ビールを好んで飲むのは、たぶん、酔うのと身体が調子悪くなるのとのバランスが取りやすいと思っているからと思われる。いや、もっと良い酒を飲めば、旨い上に身体に残らないのかもしれんが。
と、毎度のように、少々のつまみに、ビールが2リットルくらい入っている時(やばいってそれ。でも最低1リットルは入らないと、ただの炭酸飲料だものなぁ。)、私の中のダイモンだか、ゴーストだか、スタンドだか、俺教のご本尊だかが、「週末断食ってやつ、やってみよう。」と囁いたのである。断酒だけにしとけばいいのに、いつもなんか判断が極端である。 なお、一般に、断食の前夜は、こんなに暴飲暴食はしてはいけないことになっている。
ついでに、スタンドに名前をつけてあげようと、タロットカードを引いて見ると、「世界」のカードが出てきたが、私のスタンドに時間を止める能力はないし、Dio様に「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!」と殴られるかもしれないので、やめといた。
仕方がないので、どこかで聞いたような名前だが、「エキセントリックボウイ」と、彼は名付けられた。なお、このスタンドは、引っ込み思案な上に、人見知りがひどいので、滅多に私の身体の外に出ない。せいぜい、耳元や頭の中で、ネタの素をボソボソ囁く程度である。 (どうやら、本人は『ジョジョの奇妙な冒険』のpart.6の単行本と、 part.3のアニメ版のDVDを買ったらしい。スタンドは生命エネルギーの表象である。)
んん、「無駄」。
「贅肉」。贅沢なお肉なんだろうか。だいぶ脂身が多い気がするが。
無駄。毎日ひげをあたってる男の人には、ひげは無駄毛なんだろうか。
多くの女性のわきの毛は無駄毛なんだろうか。その昔、保健体育の教科書で「腋下」という用語をはじめて見たときは、かなり謎であった。
かの加納典明氏がわいせつ写真の件で捕まった時に、自分の写真に対して、「どっからが、出してはいけない部分なんだ」と「マーカーで印つけてくれ」と、当局に取調べを受けていた時、言ってたらしい。昨今は、ちと氾濫気味になって、いちいちヘアヌードと騒がない様子が見受けられるが、ヘアヌードのモデルさんのわきには毛がないケースが多い。んん?わきの場合は、「その下に隠すべき物がある」という目的というか、機能性が希薄なために無駄扱いされるのであろうか。場合によっては、眉毛だって、全部書いてる人だってある(眉については、後述することとする)。
自分の身体を眺めながら、はて、どこからが無駄毛だろうか。と試みに買ったボディヘアリムーバーというフォーム剤の缶を片手に考える。どうも、隠すために生えてるわけでもなさそうだ。象さんなのに、たてがみがあるのは、やはり空威張りの威厳を保つためなのであろうか。ちなみに、私は動物占いだとライオンらしい。
サバンナの獣道 |
リムーバーなど使わなくても、私のふくらはぎには、一本、けもの道があるかのように、すね毛のないエリアがある。すね毛は無駄毛だろうか。そして、この私の、不用意に毛のないエリアは、無駄エリアなのだろうか。
なお、試しにリムーバを適用してみても、一回の処理では、私の不精髭以上に不精無駄毛みたいで難あり。取説にも、「指定の用法でうまく処理できなかった場合は、2、3日置いて、もう一度お使い下さい」とある。余りは、洗面所の排水口の髪の毛溶かしに使ってみた。
いや、今は毛でなくて、肉の話だったはずだ。特に脂身。しかし、動けないほどの脂肪でなければ、
もしも食料難に陥っても、生き延びる可能性が高くなるのではないか。(そんな急激な食料難は、たぶん、この日本にはいきなりやってこない)
ひもじい冬を冬眠して過ごせるではないか。(けものじゃないんですから冬眠はできないでしょう)
衝突事故に遭った時に衝撃に対するクッションになるかもしれんではないか。(手を上げて横断歩道を渡りましょう)。
なに!? 心臓に負担が掛かっている?そういや、前に一生に心臓が拍動する数はおおよそ決まっているという説を読んだ気もする。だが、今より痩せれば、長生きできると、だれが保証するというのだ。それに長生きしたらつらいかもしれんじゃないか。(いや、いいことも、きっとあるさ)
時刻は23:00を回っても、ボウイの暴走は続いていた。もう少ししたら、いい感じの酔いよりも、体調不全のフェーズが前面に出てきて、彼も黙るはずである。本人が弱れば、スタンドも弱るはずだからである。なお本人もいつのまにか眠りに落ちていたので、いつその暴走が止まったかは知らない。時折、夢の中に干渉してくることがある。
というわけで、たぶん次回から2、3回に分けて断食修行(というほどでもなかったのだが)ネタになると思われる。
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当時の本 『無節操な日本人』中山治(ちくま新書,660円+税)「日本人は情緒原理主義者だ!」という主張に、うなづく点多いけど、なんか、文体が、自分の学説を固めてしまった頑固爺に見えてしまった。
当時の世 9/2は猛暑。9/3は強風。
当時の私 DIET、Tを取ったら死人です。脂肪と死亡を間違えてはいけません。なお、蛇足ですが、DIETという単語に脂肪という意味はありません。
『バカボン』は、赤塚不二夫の作品です。
ゴーストというのは、士郎正宗の『攻殻機動隊』に出てくる、魂のような概念です。
『ジョジョの奇妙な冒険』は、荒木飛呂彦の作品で、Part.3は空条承太郎が主人公、DVD版は第2巻「法皇の緑-ハイエロファントグリーン-」まで出てます。Part.6は承太郎の娘の徐倫(ジョリーン)が主役。コミックスは第2巻(ジョジョ通巻65)まで出てるようです。
エキセントリック少年ボウイは、「ダウンタウンのごっつええ感じ」の中のキャラです。どことなくキャシャーンっぽい。
でもって、キャシャーンはタツノコプロのアニメ作品で、近頃、かつてのテレビ番組のDVDコレクタアイテム出てる。