(む}Remote complex

Date: Mon, 26 Feb 2001

お店で見た電化製品や家具なんかを、なんとなく買ってみたりすると、自分ちに届くと、予想以上に大きく感じたりする。逆に、予想より小さく感じたってことは、私の経験上はなかったような気がする。

単に自分の部屋が散らかって、手狭になってるだけかもしれない。広いとどうも落ち着かない。お金があっても、スイートには泊まれないのではなかろうか、と思う。でも、カプセルホテルや、寝台特急が狭くて落ち着くかと言われると、それはそれでなんだ。

それにしても、ビジネスホテルみたいなとこで、机の引き出しを開けると、聖書や仏典が入ってたりして、敬虔な方はそれを開いて心を落ち着けたりするのかしら?それとも、これはいわゆるお約束として置いてあるのだろうか?などと考える。同じ引き出しに、有料のHなビデオ番組の番組表なんかも入っていたりすると、これもいわゆるお約束なんだろうか。それとも、ひょっとしたら、これは悶々教の教典なんだろうか。と思ったりする。

それは、さておき、どうして狭苦しい状態で落ち着くのだろうか。子供の時に、わざわざ押し入れの中で寝たり(おそらく、有名な青い二頭身のネコ型ロボットの影響である。)、段ボール箱を積んで秘密基地ごっこ(秘密にしてはすぐに見つかってしまうではないか。)をした影響かもしれない。

電話のモジュラージャックは、一般にどこに配置されるものだろうか。1Kやワンルームだと、まぁ、居室にあるんだろうけど、部屋数が増えたり、普通のおうちなんかだと、キッチンや玄関よりなところにあるような気がする。

私の実家は自営業の店舗兼住宅なので、いわゆる玄関みたいなのがなくて、店から居室に入ったところに電話の口がある。四畳半に家具を置いて広くもない部屋なのに、なんでかワイヤレスの親子電話が置いてあって、二歩ほどあるけば親機があるのに、うちの親は、わざわざ子機で電話をかけてくる。

で、店の業務用の冷蔵庫にスイッチが入ると、ノイズが乗っかってしまって感度が悪くなる。でもって、お約束なのか「コンプレッサー動いたから、子機やったら聞きづらいわ」と言う。毎回ツッコんでたら、ついに学習したのか、拗ねたのか、「今日は親機からかけてます」とかかってきた。

かくいう私は私で、先日、布団を敷く位置をかえてしまったら、電話口が遠くなってしまった。自分は部屋の南端にいるのに、電話は北端にあるのだ。「端」って書くと地の果てみたいだけど、やはりほんの二歩くらいの距離である。でもケーブルがニョロニョロと部屋を縦断してしまうので、「んん、これはワイヤレスアダプタでも導入するか?」などと思ったりする。

なお、私は電話線を、ほとんど通信にしか使ってなくて、滅多に通話しないので、マイラインはどうでもいいと思っている。とりあえず市内を、他の会社にすると、パソコンのダイアルアップの設定の頭にNTTの識別番号を入れる必要がでたりするらしいので、どうせ放っておいてもNTTの指定になってしまうのなら、ま、いいか。と思っている(他の電話会社は、その件に対してご不満であるらしいが)。

以前にも書いたが、私の部屋にはテレビがない。テレビさんは意外と大きいので、なんだか、私がテレビさんの部屋を間借りしてるような気分になるからだということにしている。あのポケモン癲癇事件以来、特にアニメ作品において、はじめに「部屋を明るくして、画面から離れて」みたいなテロップが出るようになった。大きい画面のテレビでも、画面から離れてしまっては、小さい画面になってしまうではないか。

私はヘッドマウントディスプレイを使うので、画面から離れることはできない。ブラウン管と違って液晶なので、激しい赤と青の明滅があっても、大丈夫かなぁ。などと思っている。幸い、今の所、私は癲癇発作で倒れたりはしていない。

ビデオやDVDのプレイヤーとディスプレイは、ビデオ信号とオーディオ信号のケーブルが一緒になった、やや太いケーブルで有線接続されている。たしか1.5mくらいの長さなので、実質、1mくらいしか離れられない、ひもつきの私である。なのに、私はリモコンを手に持っている。手を伸ばせば届く距離に機械があるのにである。

無論、結局、テープやディスクの取り出しをするには直接触れるしかない。(さすがに、リモコンにイジェクトボタンはない)でも、他の動作は、リモコンを使っている。本体のボタンを減らすためだろうか、リモコン側にしかないボタンもあったりするので、装置から離れようが近かろうが、リモコン頼りだったりする。

1mのケーブルに繋がれて、本体とぶつかりそうな距離でリモコンを使い、目の前には仮想上、2m先に60インチの画面があるつもりで没入し、事実上、2m先で電話が鳴っていても、「ただいま電話にでることが、できません」広いのか狭いのか。近いのか遠いのか。わからなくなる。

---MURAKAMI-TAKESHI-IN-THOSE-DAYS------------------------------------
当時の本 『英語は絶対、勉強するな!』鄭讃容 著、金淳鎬 訳(サンマーク出版,1300円+税)なんともキャッチーなタイトルだ。韓国で売れた本らしい。が、確かに、国語の時間に、日本語を習ったってわけじゃないし、日本語会話だって、100%聞きとって普段会話してるか?っていうと謎だ。
当時の世 なんだか、暖かい日がちらりほらり。
当時の私 そしたら、まんまとクシャミ連発。さては花粉症か?