「じゃぁ、なんで今回は買うねん!」と一人突っ込みをしてみる。
である。いうまでもないが、私が多少お金を使ったところで、世の景気が良くなるというものでもない。
実は初めは、最近出た「ワイド版」の方を買うつもりだったのである。で、ノコノコとお店に行って、カタログや現物を、眺めつつ、見てみると、「ワイド」の方は縦横比16:9のワイドモードの時で「2m先に62インチ」相当の画面がある感じになると言う。ところが、4:3の通常モードにした場合、左右がトリミングされるので、「52インチ相当」になってしまうのである。
それを知った私は、最近出たノーマル版の方を買ったのであった。こっちだと、ノーマル画面で「2m先の62インチ」である。う〜ん、ノートリミング版の映画のビデオを見るような場合だと、やはりワイド62インチの方が良かったのかもしれないが、まぁ良しとする。
みなさんご存じだと思われるが、画面のサイズの○○インチというのは画面の対角線の長さで定義される。だとすると、同じインチサイズでも、ワイド画面の方が、ノーマル画面よりも縦が短くなるのである。というのは少し前のワイド画面のテレビのCMなんかでも言ってたことでもある。
専用ケースも小さい。でもACアダプターはO社の方は納まらない。 |
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買ってまず、箱が小さいのが良かった。デイパックの中にも納まる大きさだったのである。前にグラストロンを買った時は、えらくでかい箱をエッチラホッチラ持って帰ったのである。
車に載せようにも、私は自動車を持ってない。じゃあ、宅配便で送ってもらえばいいじゃないかってなもんだが、そこは新たなおもちゃを手にしたうれしがりだから、家に帰ったら速攻開封したくて、ヨロヨロと持って帰るのである。そういう人はしばしば、ポーターと呼ばれてひやかされることがある。
開封すると、アイスノンベルトのような眼鏡のような装置が出てきた。「デュワッ!」とは言わないけれど、掛けてみる。耳と鼻でしっかり位置が決まるので、グラストロンの時より画面位置がバシッと出る。おもむろにビデオを再生する。「おお、画面がでかいし、ずいぶんクッキリしている(対 初代グラストロン)」
上映作品はせっかくだから「デュワッ!!」とばかりに「ウルトラセブン 栄光と伝説」この世紀末に六部作でリリースされる新作の第一話である。ウルトラシリーズの中でも思想的要素の濃いセブンであるが、ここでも、「なぜ、戦うのか」「なぜ守るのか」「セブン、なぜ君は宇宙人であるのに、地球人の味方をするのか」という問いが繰り返される。今年のうちに毎月1巻出るらしい。
それはさておき、アイトレック。画像のコントラストや色合いを調整する機能がついている、音声はサラウンド効果と低音ブーストがついている。でもちょっとフィルタが悪さするのか、アニメ絵のようなベタな色合いのものだと、発色にむらのようなものが見られる。音の方も時折、設定をいじったり、電源を入れたり切ったりする時に「ブツッ」という音がヘッドフォンから聞こえる。
グラストロンの時には2時間で警告、6時間で強制オフだったが、アイトレックは2時間半で強制オフのようだ。ちょっと長めの映画だと中休みが入ることになる。でも、実際使ってみると、ずっと見ていると、装置を支えている耳や鼻が痛くなるので、何時間も使うのはつらいのである。グラストロンでも首やらおでこに負担が掛かったのであるが、この辺り軽量とはいえ、アイトレックの方がつらそうだ。ディスプレイとしては軽量でも、眼鏡と思えば重量級なのである。
これで、私の部屋にはテレビはないのに受像機が二つ。NHKの受信料の計算は変わるのであろうか。っていうか、俺、ビデオしか見てないもんねぇ。録画してるのもNHKじゃないもんねぇ。とかなんとか言って、受信料払ってないもんな。そういえば、私の部屋にはアパートの集合アンテナからBSも来てるはずなのだ。あ、でもチューナーがない。BSアンテナ付ってのも家賃の中に付加価値として計算に入ってるのだろうか?謎だ。
とにもかくにも、大画面に大満足な私なのだった。
歳を取ったモロボシ・ダンもしぶくて良い。
EYE TREK FMD-100 | オリンパス光学工業株式会社 | 購入価格 \57,540 |
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当時の本 『爆笑問題の日本原論』(宝島社文庫,
400円+税)連載されてた頃の時事ネタだから文庫で読むと少し前の話になるが、ネタの展開は最高だ。
当時の世 ものすごく暑い。
当時の私 俺がツユダク。
「アイスノン」は白元本舗の商標です。
「ウルトラセブン」は円谷プロの作品です。