[*]ヤッパリ星人に関するQ&A

Q 「やっぱり保険に入ってて良かった。」って正しい使い方では?

A そう、正しい使い方です。
論理的に不整合はおそらくないでしょう。ただ、いくらかの確率で起こりうる障害に対し、
ヤッパリ星人の方は、
「もしものことは必ず起こる」
という前提ですが,
私のような人の場合は
「もしものことは普段めったに起こらない」
というのが前提になっているところが違いといえましょうか? わかりづらいか??? 自分で言ってて多少意味不明です。

私の偏見ですが、例えば確率2分の1で起こりうる事件があったとして今日無事ならば、2分の1である以上、明日起こる。と思うか、今日無事だが、明日もおそらく2分の1で無事である。と思うか。という違いともいえましょう。もっとも、有名なマーフィーの法則の基本定理の
「失敗する可能性のあるものは失敗する」 "If anything can go wrong, it will."
を思い起こすと、私の考え方は危険だと思われます。

ちょっと上の文は茶化してますが、命あるものに作り付けの生老病死はいわば当たり前のものであり、確率とかお金の問題ではない気がするのです。健康なものは病気になったり怪我をする。若いものはやがて老いる。これは当たり前。そのためのお金の準備よりも、予定された四苦八苦のための心の準備に重きを置きたいというのが私のスタンスなのです。だからといって、「安心のためにはお金の準備も必要だ」と思う人がその準備をされることに反対するものではありません。

起こるのが確実なので、それに対し多額の保険金の支払いが行われているかといえば、それほどでもなく、多くの人は多くの時間を平穏無事に過ごす。だからこそ、保険が事業として成立しているといえます。

私が考える保険というのは、何らかのものが、失われたり損なわれたりした時、その補償がお金でできる場合、その準備をするものです。

だから、私以外の誰かが、私を失なったり、私の機能が損なわれたりした時の補償のために保険をかけるのなら分かります。

自分で自分の保険料を支払うのは、なんだかナルシスティックな感じがする上、自分の身代金を分割払いしているような気がして、おまけにそれで収益をあげている事業があるかと思うと、一抹の不満をおぼえるのであります。

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