かれこれ、3か月近く、ネタの配信が滞っておりましたMucciです。さて、今回書くにあたって、御題拝借キャンペーンしてたのですが、、、2週間で有効応募数は1通ってことで、(あと数通無記入な投稿も頂いたのですが、、)書かせてもらいますです。ありがとう。また、屁理屈を言うようになったかとお相手頂けたら幸いです。 |
Tail's taleDate: Mon, 15 Jul 2002
私はここで、日本語の難しさに直面するのである。ネタのタネを提供して下さった方の意向をいきなり取り違える可能性が否定できないからである。んん、日本語は難しい。なお、私は決して日本語以外の言語に堪能なわけではない。 国語の授業で文法に辟易された方なら、記憶に残っているに違いない。なかには、忘れ去られた方もいらっしゃるかもしれないが、「れる」「られる」には、「受け身」「自発」「尊敬」「可能」といった意味があるからである。 CASE 1 受け身 「エビフライのエビの尻尾って、食べられてしまうのですか」 これはこれで、なかなか難しい問題である。エビフライのエビの尻尾を食べずに残す人だっているに違いないからである。しかしまた、運命というのは概して、生きているものに対して適用される概念であろう。だとするとすでにフライに揚がってしまっているエビの、さらに、その尻尾の運命やいかにと議論してどうしようというのだ。およげタイヤキ君といえども、おなかの餡子が重い前に、彼のヒレが動くとはとても思えないのである。 結論1:「エビの尻尾は食べられるかもしれない」のである。 CASE 2 自発 「エビフライのエビの尻尾って、おのずから食べられるのですか」 まるで自殺行為であるが、あいにくと、エビフライは既に他殺体である。特に罪もないのに、打ち首の上で、さらし胴の上で、火責めである。また、先に論じたとおり、必ずしも尻尾は食べられるとは限らないのである。 結論2:「エビの尻尾は食べられるとは限らない」のである。 CASE 3 尊敬 いや、見ず知らずの人から敬意を払われるほどの大人物ではない私だが、、、 ここで性格の悪い私は、疑心暗鬼になって考えるのである。どこぞへ、ご招待に預かって、なんだか、豪勢なテーブルに座っていると、配膳係の人がやって来て、「エビフライの尻尾でございます」などと言って、お皿の上に、ちょこんとエビの尻尾が乗っていて、皿の端の方に、ひっそりとタルタルソースが盛りつけられている。そんな光景が、頭をよぎるのである。 結論3:「エビの尻尾だけを食べたりはしたくない」のである。 CASE 4 可能 「エビフライのエビの尻尾って、食べても平気ですか」 こと私に関してならば、私は平気で食べる。なんだか、皿の上にポツンと残ったエビの尻尾がなんだか納まりが悪いからである。私はマナーをうんぬんうるさく言うには、だらしない人間であるが、この頃、納まりが悪いので食べることにしている。もしこれから真似をしようという人がいるなら、一点気をつけて頂きたい。しっかりかみ砕くことである。そうしないと、歯と歯の間や喉に突き刺さって痛い思いをすることがある。これは、青海苔は、なぜ前歯にくっつくのか、ポテトチップスはなぜ歯の裏や、上あごにこびりつくのかというのに並んで重大な問題である。 結論4:「エビフライの尻尾を私は食べる」もしくは、「エビフライの尻尾を食べることは可能である」である。 キリンレモンには、キリンもレモンも入ってないらしいが、かっぱえびせんには、カッパは入っていないが、エビは入っているらしい。尻尾まで入っているのかは定かではない。なおカルビーというのは、カルシウムとビタミンBに由来するらしいが、カルビは、カルビーとは関係なくて、ハングルでスペアリブだか、バラ肉だか言う意味らしい。あんまり焼肉を食べない私はよく知らない。
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