(む}Life---line

Date:Sun, 1 Oct 2000

さて、10月より自宅にインターネット常時接続環境がやってきた私であります。思えば、NTT東日本のWebサイトで申込みしたのが、7月26日ですから、実に、約2か月待ったわけで、いわゆる、キリンか、ろくろ首お化けかに、なりそうな感じだったわけであります。

しかし、9/14に職場に「大変長らくお待たせいたしました29日に工事を行います。」と、いわゆる「みかかの手の者」から連絡頂くまで、開通遅延のお報せはありませなんだ。おそらく設備が追いつかなくて、見通しの連絡もできなかったのでしょう。開通通知担当の方に、ブツブツ愚痴っても仕方ありません。私はやや愛想付きで「よろしくお願いします。」

在宅勤務でSOHOというわけでもなし、業務とか生活でネットが必須かと言えば、それほどでもない気がする。でも、結構どっぷり使っている。待つのは大してツラい作業というわけでなし。申込みから1か月くらいした時には、「ま、いずれ来るんでしょ」と私の首の成長は止まり、通常の長さに戻ったのでした。

さて、身体のダイエットと共に、生活のダイエットも徐々に進行中の私は、ファイルからライフラインの利用料金明細で、今の部屋に越してきた去年の3月からのものを取り出し、ポチポチとエクセルに入力して、推移をグラフ化してみたのであります。なお、「ライフライン」は、一般に電気・水道・ガスですが、それに、電話とネット利用を追加してみました。電話とネットを除いて、食費を3000円くらいにしたら、私も月1万円で暮らせるか?って、一日100円はなぁ、無理だな。

電気はどうも、冬の暖房の影響か、1、2月が高くなってます。水道は概ね、ほぼ定額。だいたい風呂/トイレ/洗濯なんて、生理現象の発露だから、変動も少ないでしょう。最近は、半身浴がマイブームなんですが、使用量も半分になるのでしょうか?ガス代も、調理(というほどのことはできない)では湯を沸かす程度だから、やはり、風呂でしょうな。こっちも半分になるのかな?それは次回の明細以降、検証する予定です。

さて、問題の電話&ネット使用料。
まず、私の電話はほとんど人の声がしない。かかってこないし、こちらからも滅多にかけないので、通話量は実は通話でなくて、通信料だったりするのですが、一応、テレホーダイ適用してるので、ちゃんと、夜23時から朝8時まで限定のネット利用だとすると、

回線使用料 2200円 + テレホーダイ1800円 + 時々通話するので 1000円=5000円也

となるはずのところ、実に最大14000円も払ってる月がある。

どういうこっちゃそれ。と言っても、どうもこうもなくて、別に、私がバリバリなネットサーファーだからでなくて、テレホーダイタイムにフライングしたり、オーバーランしたり、休日昼間に繋いでみたりしてるからで、いかに市内通話と言えども、塵もつもるのであります。これでは、単に負担が重いだけのヘビーユーザーだわ。

これが、おそらく、今回の変更で、

回線使用料 2830円 + FLET's ISDN 4500円 + 時々通話するので 1000円=8330円

になると見積もる私であります。基本出費が3000円強高くなりますが、「いつでも繋げる」「回線が速い」ことを考えると、OKでしょう。これで、みかか代も5000円は浮く計算になります。

回線の速さだけなら、PHS接続も検討対象でしょうし、接続をテレホタイムだけで我慢できるなら、ISDNテレホが良いでしょう。

次に、ネット使用料。元々、Infosphere Biz Cコース 月30時間まで4000円 という割高なコースとなっておりました。「なんで法人向けサービスやねん。」と言われると、私が入会した頃は、単なる接続時間が長い方のコースだったのが、時の流れで移行しちゃったのと、クレジットカードを持ってなくて、世の中の安い料金の個人向けサービスのほとんどはクレジット決裁なので、こうなっちまったのでした。

しか〜し、いかに時間超過は5円/分とはいえ、平均2万円くらい払ってるのはどういうわけだ。それはね。私が眠ってる間に小人さんたちが、ネットで遊んでいるからなのよ。というのじゃなくて、繋いだまんまで眠りに落ちて、まんまと6、7時間無駄に繋がってることが数日あるとそういう事態に陥るのでありました。ああ、なんでアクセスがない時、自動で切断しといてくれないんだ。(そういうプロバイダもあるが、起きててボーっとしてる間に切断されたりして、それもやだ。)

で、今度からInfosphere Xpert+ 定額2800円 になるわけです。ここでも、クレジット決裁だと2000円なんだけど、口座引き落としだと800円+。でもまぁ、不慮の事故で眠りに落ちたり、休日昼間繋いでもなんのその、で17000円くらい浮くはずなのであります。

都合2万円くらい、家計が助かるという皮算用なわけです。ま、自動車持ってる人の駐車場代に比べたら、今までの電話/ネット代も、自分のホームページのヴァーチャル家賃と思えば、安い安い。リアル家賃は、その2、3倍するし。

9/29に帰宅すると、留守電に昼頃「只今から工事を行います」で、9/30に晴れて(空は曇ってたが)書類が届き、いそいそと設定。ダイアルアップルータは、以前、職場のS氏に譲ってもらったヤマハのRTA50i。使ってるノートPCからシリアル接続でルータに繋いで(でも、一台接続だから、ルーターとしてでなくて、TA(ターミナルアダプタ)として使ってることになる。)、電話もつないで、受話器を取ると、ちゃんと「ツーー」と鳴っている。

よし。と、パソコンのダイアルアップの設定をして、いざ接続。と思ったら繋がらない。なんでだ。どうやら、私の使っているパソコンは内蔵モデムと背面シリアルポートが、同じCOM1ポートを排他で使うことになってると気付くのに十数分かかった。BIOS設定を変更して、再起動して接続。

「おお、ログインめっちゃ速い。おお、64k出てる。」と声に出さずに喜ぶ私。前に、パルス回線からプッシュ回線になった時もダイアルの速さに驚いたが、アナログ回線からデジタル回線になったし、内蔵モデムが32kくらいの速度しか出てなかったので、かなり速く感じる。

よっしゃ、これで常時接続環境に完全移行だ。と思ったところで、はたと気付く、FLET's接続は、登録した電話からしか繋がらない。つまり、自分の部屋でやる分にしか適用できない。出掛けた時には使えないのだ。んん、プロバイダによっては、ログインIDを変えるだけで、通常の接続と、FLET'sを切り換えられる所もあるのだがなぁ。それに、ホームページも引っ越ししないといけなくなるし。

というわけで従来の契約を、Biz Aコース 700円/3時間までにレベルダウンさせて継続することになりましたとさ。

でも、昼間「こまめに切断しなきゃ」と思わなくてもいいし、夜「まだ11時にならんのか」とか「また切断せずに寝たらどうしよう」と思わなくていいし、読み込み時間の余りの長さについ「停止」ボタンを押すことも減るし、よいですなぁ。もともと、私、ヘビーなネットサーファーじゃないけどね。

なんとなく、長い夏休みを持て余す児童みたいな気分だったりするのです。持て余してないで、ちゃんと宿題しなさいよ。

---MURAKAMI-TAKESHI-IN-THOSE-DAYS------------------------------------
当時の本 『I miss me. -新しい自分を見つける42章-』香山リカ(青春出版社,本体1100円+税)私は女の子ではないし、人と人との間は誤解が前提だと思っているけど、この本を読んで、勝手に解釈して幸せな誤解をしてみる。
当時の世 シドニー五輪閉幕。
当時の私 週末断食5週目。土曜の晩はちょっと腹減った。部屋のダイエットの作業をしてたら立ち眩みした。やっぱなんか栄養足らんのかな?でも、部屋掃除で箱の中から500円玉一つ見つけて、幸せ。

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私の生命線は、かなり初めで、一旦切れている。小学校に入るかどうかの頃に、一遍死んだんじゃないかなぁ。と思う。

「みかか」というのは、まだ「インターネットする」という謎のサ変動詞ができる前、「パソ通」の時代の隠語(というわりには結構広く使われてたように思う。さぁ、お手元にJIS配列キーボードをお持ちの方は、カナモードにしておいて、アルファベットのキートップを見ながら、でNTTと打ってみよう。

SOHOって、たしか、Small Office Home Office の略だな。事務所の私の席は、部品と資料で手狭だが、そういうのはSOHOとは言わない。

無料プロバイダなんかも検討対象ですが、電話回線が買い上げられたもので、テレホーダイが適用されないケースもあり、せっかく接続量がタダでも、通話料がね。なんてことになりかねない。FLET's対応の無料プロバイダってあるのかな?