Date: Thu, 12 Dec 1996
積年の謎の一つのポカリスエットの名前の謎ですが、数名の人に尋ねても埒が明かないので大塚製薬に聞いてみました。
そうしたら、「ポカリ」という言葉の音が軽くて良い「スエット」つまり汗は日本人にとって勤勉とか努力とかいいイメージがあり、また、このドリンクの用途が分かりやすいという回答をいただきました。
はたして、そうか?
ぼくが「以前、たしか”アイソトニック飲料”という肩書きだったと思うんですが、いつのまにやら”リフレッシュメントウォーター”と名乗るようになったのは何故ですか?」と尋ねたら、リフレッシュメントウォーターの方が分かりやすく、また語感が軽いと言ってました。
ポカリの缶に書かれている英語はあくまで日本人が見てウケがいいかどうかがポイントなのだそうです。英語として意味が通るかどうかは二の次らしいです。
この回答を聞いて、ぼくは気が抜けてしまって、「エネルゲン」についてつっこむのを忘れてしまいました。
この頃は、BODY REQUESTという肩書きになってるらしい。CMの曲はなかなか元気がでるような感じで好きだ。(1999/08/28)
WATER AND OUR BODIESの中の、POCARI SWEAT HANDBOOKによると、
Q. なぜ、[ポカリスエット]っていうんでしょう?
A. “スエット”は、文字どおり汗をイメージしています。人間のからだの約60%を占める水分の大切さを訴えるため、目に見えてからだから失われる“汗=スエット”を商品名に入れています。 また、“ポカリ”は、明るく、爽やかで、躍動感の表せるような音をねらってのネーミングですが、“ポカリ”そのものに意味はありません。
とあります。この頃の肩書きは”BODY REQUEST”ですね。 (2001/9/23 追記)
PHPのビジンネス誌『THE 21 ざ・にじゅういち 「仕事のおもしろさ」再発見マガジン』 2005.07号に掲載されている「商品に歴史あり
第139回 IlLLUSTRATION 藤井龍二 で、ポカリスエットが取り上げられていました。
開発された人が穂刈さんだからという説もありますが、この記事を見ると、開発の中心人物は播磨六郎さんという技術部長(当時)が、メキシコ出張中に下痢に苦しまれ、水分の補給するのに、「飲める点滴」は作れないか!と発想されたそうです。
商品に名前が必要だな 汗のスエットと明るい響きのポカリを合わせて「ポカリスエット」だ |
2005/06/18追記