This is air pen.Date: Mon, 23 Mar 2005
今回紹介するのは、ぺんてるのairpenという、筆跡を記録して、あとで、画像としてPCに取り込むことができるボールペンであります。
動作原理を、ぺんてるのサイトで調べると、そこには雷のことが書かれていました。ピカッと光って、少し経って、ゴロゴロと聞こえてくる。この間隔が長いと、雷雲は遠いというやつです。今でも少しは役に立つ学校の知識のうちの一つです。 光は一秒間で地球を7回半回ることができて、秒速30万キロメートル。かたや、音の速度は、一気圧の空気中15℃の環境で340m/秒です。 字を書こうとすると、ペン先が少し沈みます。どうやら、これでスイッチが入るようです。その時、ペン先からメモリユニットへ、光と音が送信されます。可視光と可聴域の音だと、おそらくチカチカ、ピーピーと紙の上で飛び交う、うっとうしい製品になるに違いありませんが、さいわい(当たり前)なことに、使われるのは、赤外線と超音波です。 飛んできた超音波は、メモリユニットの両端にある受信部で受信され、この受信部とペン先までの微妙な距離の違いによる超音波の到達時間の遅れから、紙の上でのペン先の座標を計算するのである。 昔なら専用の下敷きというかタブレットというか、その上でないと使えなかったのが、50x70x20mm程度の大きさのメモリユニットと、USBケーブルだけでも運用できる。これなら、ふつうの筆入れに、この3点を入れて持ち運ぶのも簡単だ。
はたして、これ、どういう用途で使うのだろうか?じゃぁ、お前は何のために買ったんだと言われそうだが、おもしろいなぁと思ったからだ。 ぺんてるが提案している案など見てみると、手書きで絵とコメントを企画段階でドンドン書いていくような機会であれば、たしかに、おもしろい使い道かもしれない。文章だけならワープロやエディタだけでも十分だが、イラスト込みとなるとそうもいかない。 スキャナで読んじゃえば、同じじゃんという話もあるが、わざわざスキャナのところに行かなくても、メモリユニットの中にすでに電子データはあるのだ。 せっかくだから、その字の部分、OCRで読み込んで、テキストデータにならんかな?と思うが、私のミミズののたくった字だと、読み込み失敗リトライしてるうちに、自分でパソコンで打ち込んだ方が早いかもしれない。これはペンやスキャナの問題というより、OCRソフトか、書いている人の字の癖の問題であろう。 他に、海外で日本語環境がインストールされてないPCを使っている人に、日本語の手書きメールを画像で送ることができるとあった。 また、申し込み用紙みたいな紙に特定の欄に、お客様に情報を入力してもらったりするとき、手書き入力部分のデータ化が簡単にできるようだ。 今のところ、私には懸念事項が二つある。
ということである。 Free-method Digital Handwriting airpen ストレージノート ペンテル 30,240円(一式)
---MURAKAMI-TAKESHI-UP-TO-DATE------------------------------------ |