[*]Eyes of pinholes

1997/08/04

一見、安眠マスクのようですが、実はピンホールが左右に5個ずつ開いておりまして、これを掛けると、多少、視野が狭く暗くなるのですが、くっきり見えます。5個のピンホールそれぞれを視野の中央に持ってくるようにして、眼球の運動をするのだそうです。すると、目のレンズの厚みを調節する毛様体を刺激して、視力が回復するのだそうです。

もちろん、目をつむってしまえば、通常の安眠マスク同様な使い方ができます。

「デュワッ」とウルトラアイよろしく装着するわけです。なんとなく、装着後の姿はウルトラセブンというよりは敵のピット星人か、Mr.マリックかって感じですが、まぁよし。

ウルトラセブンと言えば、小学校の時に体育の紅白帽を中立状態にして、「アイスラッガー」などとつまらぬ一芸なんか世の男の子の8割以上はやったのではないでしょうか?左右が赤白になるので、「ジャンボーグナインっ」という一発芸も可能なのですが、ちょっと帽子の形がジャンボーグナインというよりジャンボーグエースだし、ウルトラセブンと比べるとマイナーなので外すことがあります。

失礼、ノスタルジーにはまって、この商品のことを忘れていました。

かく言う私は、自動車の免許証には「免許の条件等 眼鏡等」と書かれているので決して目が良い方ではないのですが、悪いほうの目でもコンマ2くらいは見えているので、日常生活では眼鏡は使用していません。私の嫌いな健康診断でも思わず眼鏡を持っていくのを忘れてしまって、なにやら、ごついフレーム状の器械にレンズを入れて矯正視力を強制的に測られました。

「部屋でくつろいでいる時に使用すると、自然と眼筋のトレーニングになります。」とありますが、視野が暗くなって不便なのでほとんど使用しません。私の持っている製品は大学時代に生協で買ったものですが、こないだハンズに行ったら1500円くらいで売ってました。こんなちゃっちい道具にそんなに金を払えるかい!と思うか、その程度の投資で目が良くなるなら儲けものだと思うかは人それぞれ。

ちなみに、5個のピンホールのさらに外側に9個のピンホールがあって、「周辺視野を強化」する製品もあるようです。値段は変わりませんでした。

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2002/2/9のテレビ朝日の『これマジ!?』の視力回復プロジェクトで視力回復マスクが取り上げられたせいか、このマスクのページのアクセス数は、トップページのアクセス(1059 hits/month)を超え、2150アクセスであった。たぶん、サーチエンジン経由でネタにダイレクトに飛んで来られたのだろう。

まさに、テレビ恐るべしである。

しかし、その結果、数件の「どこで買えますか?」という問い合わせメールをもらったけれど、サイトのお客さんが増えたか?というと謎なのだ。

そして、問い合わせメールをもらってあらためて、思ったのだが、ひょっとして、ヴァーチャルな距離感は物理的距離感を感じにくくさせてしまうのではないか。ということである。

ただ漠と、「どこで買えますか?」と聞かれても、「お店で買えます」としか答えようがないではないか。

(む} 2002/3/12追記

おたずねの視力回復マスク

私の近所のスーパーというかショッピングセンターだかでアイデア商品特集なんていう企画を数日やってたことがあって、そこでも売ってました。
でも、リラックスグッズという扱いで治療用ではありません。
ご近所のお店でそういう企画をやってるようならのぞいてみるのもよいかもしれません。

薬局やドラッグストアの健康グッズを置いてる棚なんかにもある場合もあります。

書店の健康関連本のコーナーなんかで、マスクと一緒に解説本もセットになってるのも見かけたことがあります。

効果のほどは定かではありませんが、普通のアイマスクに自分で針で穴をあけても、それっぽいものができると思います。

ご参考まで。ごきげんよう。