[*]生兵法は大怪我のもと

1997/07/16

この鉤爪状の道具、なんだか、歯医者さんで使う道具のようであるがおそらくそのとおりである。頑丈な爪楊枝になるかな? と思ったのだが、どうやら太過ぎるようで、そういう用途なら、歯間ブラシやデンタルフロスを使った方が良さそうだ。

そもそも、これは歯石を取るための道具なのである。歯石というのは歯の表面に沈着した歯垢が石灰化したやつのことで、歯周病の原因になるそうだ。垢が固まって石みたいになったものということは、ヘソのゴマの親戚のようなものか?

ものを磨こうと思って、ヤスリをかける時、間違うと、かえって傷をつけてしまうことがある。これの場合も、歯石を取るつもりが歯の表面のエナメル質を削ってしまうのではなかろうか、と心配になる。

心配ではあるけれど、せっかく手に入れたのだし、使ってみるべ。とガリガリ。歯石は主に歯と歯茎の間にたまりやすい。慎重にしないと、歯石を取るつもりが、歯肉の断片を手に入れることになる。これではリンゴをかじる前から歯茎から血が出ることになる。ちゃんと歯医者さんに行って取ってもらった方がいいかもしれん。

この道具、その名も "歯石屋さん" という。たぶん "はいしゃさん" と読ませたいのだ。そういえば、通ってた学校の近くに "花笛" とか "茶房里" という喫茶店があったのを思い出した。あれもたぶん、 "カフェ"とか "さぼり" と読ませたかったのだ。

デンタルピック "歯石屋さん" ・・・ 880円 ・・・ ケンデンタル

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