マーケターの資料にあるペルソナデザイン、ペルソナ設定って何さ?

仕事で商品企画の資料を読んでいると「ペルソナ」なる言葉が出てきました。
いつもなら「ターゲット顧客層」って言葉をよく見かけます。
きっと、マーケターと呼ばれる人たちには馴染みの言葉なのでしょう。

自分たちの専門用語を、わざとか知らずか、他の人への説明資料にシレっと使うのは専門家の悪い癖です。
私が知っている「ペルソナ」といえば心理学の用語で「仮面」「外面(そとづら)」のような意味か、ゲームとかアニメのタイトルです。

例によって、Google先生(この先生自身は、知識の在り処を知ってるだけで、ご本人は、それほど知恵はもっていません)の支援を受けつつ、調べた訳です。

商品にとって最も重要かつ象徴的な仮想的なユーザー像

ペルソナとは、「ある商品やサービスにとって最も重要かつ象徴的なユーザー像」です。通常、実在する一人の人間かのような詳しい属性情報や趣味趣向、価値観や生活パターンを設定します。

なるほど、資料を一読した時は「そんなモデルみたいな人、この世にどんだけいるんだよ」と毒づきたくなりましたが、ターゲット層というより、そのペルソナな人に、商品が「刺さってる」か?をより、具体的に考える上では有効なのかな?単に、ターゲット層の平均的な人ではなさそうです。

ペルソナ設定の必要性って?

架空ユーザー像の設定としてのペルソナは、マイクロソフトでVisual BASICを開発したアラン・クーパーの著書「The Inmates are Running the Asylum」の中でソフトウェアの開発手法として提唱されたのが、始まりで、マーケティング手法として一般化したのはジョン・S.プルーイットの著書「ペルソナ戦略―マーケティング、製品開発、デザインを顧客志向にする」がきっかけとなり、広まりました。

「ペルソナ」は、実在する人々についての明確で具体的なデータをもとに作り上げられた架空の人物であり、ユーザーが本当に使いたいと感じる製品の実現をサポートするためのツールであり、手法である。

へぇ、発祥は、ソフトウェア開発からなのか。「何をしたいのか」とかUI ”User Interface”から「使用者はどうつかうか?」とかから、プログラミング、コーディングに落とす方針の明確化のためだったのかな?

話題はズレるかもしれないけれど、プログラミング教育とやらが、こういう志向まで含めるのであれあば、将来的に、仮説思考や論理思考の考えを養うのに有効かもしれないな。

参考に見たサイトのサンプル例と比べると、こないだ見た社内資料のペルソナ像は肉付けが弱いなぁ。前からあるセグメンテーションとかターゲットの域を出てない気がする

AIにペルソナ反映したら、お客さんにインタビューする感じに出来るのかな?その前に、自分らの想像力を働かせろって話かもしれぬ。

ペルソナのキャラクター?でターゲット層を代表できるのかしら?

ペルソナ設定の3つのメリット

  • 社内やプロジェクトメンバー間でターゲットとなる人物像を共有できる
  • ユーザー視点で議論、意思決定ができるようになる
  • ターゲットに刺さるアプローチができるようになる

出た!またしても「刺さる」
その仮想のお客様〈ペルソナ〉にご自分の好みや意見を語ってもらうのか。

ブランド戦略って、ファンづくりですかね?

日々の会議の中でも「ターゲットはこんなものは買わないのでは?」とか「このメッセージはターゲットには理解できないのでは?」など、ターゲットに関わる様々な意見が百花繚乱になることは日常茶飯事のはずだ。

しかしここでぜひ原点に立ち戻り、あらためてチームメンバー1人1人に「自社ブランドのターゲット”像”とは?」を問いかけてみて欲しい。

「指名買い」「生活者からの感情移入」「企業目線からの脱却」「ターゲットからの逆算視点」

「STP戦略」って言葉も知らない私
S…セグメンテーション
T…ターゲティング
P…ポジショニング
だけど、これだと、「企業都合を貫いた」手前味噌な戦略に陥りがちだという。

人が持つブランドに対する判断基準
価値観 信じる⇔信じない
感情 好き⇔嫌い
感性 自分の感性に合う⇔合わない
合理 良い⇔悪い、便利⇔不便、高い⇔安い

ブランド戦略とは「ブランドに対して感情移入を創っていくこと」

「顔のある犠牲者効果」…「人は大勢の苦しみより、特定の1人の苦しみの方に心を動かされる」とされる社会科学の理論

ペルソナさん、ペルソナさん。あなたはターゲットの代表なのですか?

ターゲット(標的)とは、サービスを利用するであろうユーザーを指し、年代、男女、既婚未婚、職業、年収などのスペックでユーザーをセグメンテーション(似たようなグループに分類)し、狙いたい見込み顧客を絞り込むことをターゲティングといいます。

ユーザーの理解を深めるために、サービスを使う、もしくは使って欲しい最も重要なユーザーモデルとして設定します。それによって、趣味や価値観、パーソナリティーを持った架空の人物像が「ペルソナ」となります。

設定したペルソナは、メンバーやクライアント全員で共有し、今後はそのペルソナのことを名前で呼びましょう。
「◯◯さんならこっちのほうが好きなはず」
「◯◯さんはこれをすれば喜ぶ」
「◯◯さんはこの機能は使わない」
と、ペルソナを基準に考え、感情移入していくことで本当のユーザー目線に立つことができるようになります。

初めて、この用語を使った資料を見た時は、こんなペルソナみたいな人って実在するのか?いつものターゲット層とやらの資料とは何が違うの?と思ったが、少し理解を深めた気がしました

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