せっかく、最前列でエレベーターを待っているのに

せっかく、最前列でエレベーターを待っているのに、隣のエレベーターが「チン!」と先にそのフロアに着くと、ワラワラとそちらに流れていく人が多い。何でだ?

ワラワラと多くの人が乗ったエレベーターは、各々が自分の行きたい階のボタンを押すので、かなりの確率で各駅停車になる…つまり遅くなる。電車やバスと違い、ダイヤグラムがあるわけではないエレベーターは、時として致命的なくらいに遅れる。

特定の階への直通か、或いは、その先着のエレベーターがガラ空きでなければ、慌てて飛び込むのは軽率かつリスキーと言わざるを得ない。

スーパーのレジは自分の並んでる列より隣の方が進みが速い気がしたりする。何でだ?

実際に速いこともあるだろうが、大概は競争心のフォースの暗黒面…ダークサイド…だ。あなたがレジに並んでるのは、お会計を済ませるためであって、隣の誰かより早く店を出ることではないはずだ。

せっかく、走ってまで駅についたのに、今、プラットフォームに着いてる空いた各駅停車をやり過ごして、あとからくる満員の急行に乗ろうとする人が少なからずいる。何でだ?

あとから来た急行がどれだけ早いと?

早く付くためでなく、急行に乗るまでの待ち時間を使うプランがあるのならば、初めからその急行狙いで行動しているのなら、合理的かもしれない。

急がば回れ
急いては事を仕損じる
時の流れに身を任せる
空気は読まない。流れを読んだ方がいい。

速さが力になるのは、おそらく、自分が速さをコントロールできるタスクだけだ。早めにしくじって手直ししたり、早く終わらせて次のことに掛かれるから。

満員のエレベーターに飛び乗るくらいなら、少し待ってでも、元々待っていたやつに、悠々と乗った方がよい。きっと、あなた専用直通エレベーターになってくれるはずだ。

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