数年前、やる気が空回りして、いろんなことに不機嫌になっていた。意見を言ったら、同僚から「それじゃぁクレーマーだよ」と言われたりもした。
最近は、比較的、穏やかなので、周りの不機嫌に対して敏感になる。出来れば上機嫌な空気の中で仕事をしたいし、した方がいわゆる生産性だって良くなると思う。
まぁ、数年前の何故かご機嫌の悪い(それで威厳を保っていたのか?)幹部社員が多かったのだが、だいぶん柔らくなったように感じるが、未だに「勝ちに行く」とか「死守する」とかいう単語をよく使う人もいる。もう口癖なのだろう。まぁ、ビジネスは勝負なのだとか、私に覇気が足らないとかなのかもしれないが…とにかく、私は不機嫌は排除したい。
いささか迷信かスピリチュアルがかってくるかもしれないが、不機嫌な人が作った商品は、買ったお客様のハッピーに貢献できないような気がする。
というわけで、不機嫌の排除(まぁ、世界で不機嫌が絶滅しないのだから、不機嫌にもメリットはあるのかもしれないが)を、世界平和という目標を掲げる私としては、重要課題と思っている。
毎度おなじく、Googleで上の方に出てきたサイトを5つほど当たってみる
齋藤孝さん(明治大学文学部教授)
不機嫌にも「役割」はある。感情は情報伝達のための手っ取り早い手段でもある
現代では「職業としての上機嫌」が求められている
【不機嫌をなおす七つの習慣】
- 自分の「普通」は不機嫌に見えると自覚する
- 情報を遮断して自分の時間を持つ
- 血流を意識して、こまめにからだをほぐす
- 「一定の状態」を保つのがプロだと意識する
- 「まずいな」と思ったら一呼吸いれる
- ネガティブな感情は、表現物に乗せて洗い流す
- 人の不機嫌を見て、自分の不機嫌をなおせ
ライフネット生命保険創業者 出口治明さん
中国の古典「貞観政要」にも、「上に立つ人間は、ポケットに鏡を入れておかなければならない」と書いてあります。カッとなったり、腹が立ったりしたら、鏡で自分の顔を見なさい、と。
生産性を上げる一番の起爆剤は、「楽しい」ということです。
暗い顔や怖い顔をしている上司は、どんどんクビにしていけばいいんです。
マネージャーは球拾いしてればいいんです。
「定時後の呑みニュケーション」はいけません。価値観の押しつけほど、嫌なものはありません。そもそも、コミュニケーションは退社後ではなく、労働時間内にやるべきです。
西多昌規さん: 精神科医 スタンフォード大学医学部精神行動科学
一般的に、「~すべき」「~するはず」と考えている人は、不機嫌になりやすい傾向があります。
「~すべき」「~するはず」というのは、自分の固定観念、つまり単なる思い込みであることが多く、そうした思い込みが他人に通用するとは限らないからです。
思い込みを捨て、相手に望みすぎることをやめましょう。
不機嫌な人には、本人が意図していなくても、「相手に負い目をおわせて、思い通りに操作しよう」という心理が働いているせいです。
関心の幅を広げる努力をする
『幸福論』で名高いフランスの哲学者・アランは、同著(新潮文庫)のなかで、「悲観主義は気分によるものであり、楽観主義は意志によるものである」と言っています。
「不機嫌な人」に振り回されないための7つのコツ
- とにかく動じない、流されない
- 道筋をはっきりさせ、建設的な意見を述べる
- 相手に関心があることを示す
- 同意は慎重に
- 「~べき」「~はず」という思い込みをやめる
- 「不機嫌」レッテルを貼るのは禁物
- 帰宅時の自分をイメージする
不機嫌な人は「コスト」がかかる
竹村俊助さん・編集者
不機嫌という戦略を使っていいのは『赤ん坊』だけだ