やってみなはれ

「やってみなはれ」。サントリーを創業した鳥井信治郎氏も松下電器産業を興した松下幸之助氏もこの言葉をよく発していたという。やってみないと分からない、という意味が込められている。日本の経済成長が止まってしまった一つの要因に、「やってみはなれ」精神の欠如があることを中国や米国での取材を通じて改めて感じた。

うちの職場のグループの昔のエラい人にも「ともかくやってみろ」って言った方がいたなぁ。いたなぁっつっても、私が小学生になる前の大昔の話

おい、ともかくやってみろ。やってみてから文句をいえ。やりもしないで、本を読んだり、人からきいて、そうなりますと分かったようなことをいうな。もし、きみのいうとおりにできるなら、逆立ちして歩いてやるよ

経営者になるような人たちなので、それはまぁ立派なことを言い残されているわけです。どう実行するかなわけで…

最近、今の職場のエラい人が、
・変わることは良いこと
・お客様のハッピーのために
・”Opportunity”(機会・チャンス)を捉える
とか…

あれ、改めて考えると、経営学?だと古典?な大家?のドラッカー?から実は本質は変わってないのかも?

経営学の大家と言われるドラッカーさんは、自分のことは経営学者と言わず、社会生態学者と呼称したとか…Social Ecologist…元々は、彼の造語なので、大家でなければ「何を訳の分からんこと言ってるの?」と一蹴されたことでしょう。

昨今は、「エコシステム」という単語を使う経営者も増えてきました(私の記憶が確かなら、以前の方針説明会でうちのエラい人がしきりと使ってました)。初めてこの単語を聞いた時は「環境負荷の低い、地球にやさしい仕事なの?」と思ってましたが、どうやら「得意分野を持ち寄った棲み分け、共創」というような意味だったようです。もう少し前なら「シナジー」とか「コラボ」「コクリエイト」とやたら言われてたアレです。
英語だと明示的に”Business eco-system”,”Digital eco-system”と表記するみたいです。

「デザイン思考」「アート思考」という言葉も、最近、よく聞く気がします。

小難しいので簡単に言い換えると、SNSの「いいね」とか、女子の口コミの「かわいい」と言ったら乱暴でしょうか?
やや慎重に言うと、一目で「なんか違うんだよな」とか「もうちょっと、〇〇な感じが欲しいかな」…でしょうか。ま、長時間かけて準備したネタを上役の人から、こんなコメントをされたら腹を立てる人も多いと思われますけれどもね。それを自分たちで回すんです。

最近は、やってないのかもしれませんが、以前、ソフトバンクの新機種デザインを決定するのに、大きな会議室に、各端末メーカーのモックアップを怒涛のように並べて、孫さんが、一瞥で、これダメ、これは良いと、超ハイスピードでふるいに掛けてたシーンを思い出します。

日本のPDCAの駄目なところはP(Plan:計画)に延々と時間を費やして、ようやくD(Do:実行)したかと思うとC(Check:評価)で謎に反省や駄目出しして立ち止まり、次のA(Action:改善)に向かえないところにあると言われています。

その点では

 StudyWalker 
アマゾン社員はなぜ、高速でPDCAを回せるのか?/アマゾンスピード仕事術 | スタデ...
https://studywalker.jp/skillup/article/164095/
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なんかも、ともかくやってみる(でも周到に)精神ですね。

最近、私は
・デザイン思考におけるプロトタイピング
・ソフトウエア開発で使われる、アジャイル・スクラムのプロセスのハードウエアプロダクトへの適用
・ストーリー型からナラティブ型へ
辺りが気になっています。

少し、調べて勉強して、自分の仕事で実践できればと思います。

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