Fitbit Alta HRの導入してから3か月くらい経つ。(脈拍編)

私の認識が確かなら、Fitbit Alta HRの商品名のHRは「心拍」”Heart Rate”である。
前のモデルに対して、心拍をリアルタイム計測する機能が追加されたのだ。

昔から、「脈を取る」などと言って、手首に指を当てて血管の脈動を指先で感じて、手元の時計を見ながら、一分間の脈拍を計測するシーンは、少し前のドラマの中とか、実際にお医者さんで観た人も多いだろう。最近は、病院に行っても、あっさりデジタルの血圧計が出てくるシーンの方が多いけれども。

聞いた話だけれど、航空会社によっては、客室乗務員の人は必ず、秒針付きの腕時計を身に着けるよう規則で決まっているところもあるらしい。体調を崩した乗客の脈を取るためだそうだ。

ワンタイムで計るのであれば、フィットネス系のグッズで昔からあるし、私の記憶なら、5,6年前には、スマホのカメラとフラッシュを利用して、心拍数を計るアプリを知って、面白いなぁと入れていたことがある。

普段、心拍数を意識しない人でも、驚いた時や、運動した時は、ドキドキするとかバクバクするというだろうし、落ち着いてくると、心拍数はざっくり一秒一回くらいに落ち着く。

最近はスマートウォッチなどで、この機能を持つもので、ユーザーの心拍数の異常を検知して、画面にアラームを出したり、医療機関に連絡出来るよう電話アプリを立ち上げるのもあるらしく、実際に、それで病院に行けて、窮地を脱したというような記事も何度か見た。

どういう理屈でリアルタイムに図っているかというと「光電脈波法」というものが用いられている。

医療用で身近な?ものは、治療する時や、入院する時に、人差し指とかの指先にクリップして使うパルスオキシメーターの方式がそれである。血中酸素飽和濃度を測るもので、健康な人なら普段、100%に近い数字が出る。救急救命系のドラマなんかで患者が救急車で運ばれた時に「バイタルは?」と言って血圧や脈拍と一緒に報告される「サチュレーション」というのがそれだ。”saturation”は「飽和」の意だ。

光を生体に当てて透過した光を分析することで、そこの動脈を通っている血液の中の赤血球の量や状態が測れるのだ。

パルスオキシメーーターの場合は透過型だが、スマートウォッチやアクティビティトラッカーで利用しているのは反射型である。

下の写真は、Fitbit Alta HRの裏側(腕についている方)である。

Fitbitの光電脈波センサー部

中央の四角がセンサーで、両サイドの丸から緑色LEDの光を点滅させて測定しているらしい。緑色の方が外部の赤外線の影響を受けづらいので都合が良いそうだ。

というわけで、気になった時は、自分のFitbitのLED画面を2回タップすると血圧が確認出来る。(ちなみに1回目は歩数の表示)

Fitbit表示部

タップしない時でもリアルタイムで測定してくれているので、スマホやパソコンと同期させると、時間列のログをグラフでみることが出来る。

更に、そのグラフを、有酸素運動・脂肪燃焼運動などの割合も表示してくれて、有酸素運動による体力レベルの、フィットネスのベンチマークも表示してくれる。プロアスリートとの比較も出ておもしろい。

一日中記録してくれているので、主に睡眠時などから安静時血圧というのも記録してくれる。

これが意外と(というか、当然なのかもしれないが)体調が悪い日というのは安静時血圧というのも上がるのだ。昔から、お医者さんが検診の時に脈を診るのは、ホントに理に適っているのだなと、改めて思った。

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