High-leg briefs ハイグレ、ハイグレ

以前に、

トランクスを運動会の万国旗のように干すことには特別な抵抗はない。

 俺時々僕ところにより私
俺時々僕ところにより私
http://muccitexi.com/1997/08/25/as-a-man/
I, My, Me

と言ってた私であるが、トランクスでない場合、ちょっと抵抗がある。なんでだ。

別に、小さい頃のように前開きの白の綿のブリーフだからというわけではない。第一、現在の私はそのようなパンツをあいにく持ち合わせていない。

ブリーフというのは「簡便な」とか「短い」という意味のbriefという単語というのから来たらしい。確かに褌の昔と比べるといくらか簡便だが、履く時の簡便さだとトランクスとかわりはない。だとすると、「短い」という方の意味から来た言葉なのだろう。英単語としては女子用にも適用するらしい。

不肖、私も「男の沽券」というやつを気にしてるのだろうか。などと寒い冬のベランダで佇みつつ考えるのだが、ま、抵抗はあっても結局、干してしまうのである。

寮暮らしの私は、時折、こんなに天気の良い日に、
「なんで、この人は乾燥機を使うのだろう。干せばいいのに。」
と思うことがしばしばある。休みの日は順番待ちしてしまうくらい洗濯機が混む時もあるので、その横で回転している乾燥機を見て、しみじみと思ってしまう。
「きっと、この人は共同浴場がやってる時間でもシャワーで済ます人なんだ。」
と勝手に妄想をふくらませるのであった。

またしても、小さい頃の勘違いで恐縮なのだが、私は小さい頃下着というのは、腰から下につけるもの限定だと思っていた。

 俺時々僕ところにより私
俺時々僕ところにより私
http://muccitexi.com/1997/09/29/legend-of-3cm-panties/
I, My, Me

だから、男用のシャツだとか、女用のブラだとかは、上着だと思っていたのだ。男の場合はあまりないのだが、女の場合はワンピースになってて上から下までつながってるのとかあって、「これはどう分類したらいいんだ。」と母宛てに送られてくる通信販売のカタログを見ながら悩んでいた。すなおに「下着」と書いてくれればいいのに、「アンダーウエア」とか「ランジェリー」などと気取って書いてあったりするのであった。

私と同郷のマンガ家さんの青木光恵は『きせかえごっこ』というエッセイマンガの中で

とにかくパンツはヘソまでないと嫌!!
そしてぴったりとフィットで包んでほしい!!
-略-
そして最近ではすっかり定着して当然のハイレグ!! 気持ちい-!!
-略-
カルバンクラインとかはくとすっごい!!よね~
う~んこれは… 脚まわり楽々!!
しかし毛も出るぞ
↑私だけかっ?!みなさん、どースか?
-という感じで私のグッドパンツ条件は
?ヘソまで
?お尻を包む
?ハイレグ

と言ってる。賛成!!(絵が引用できないのが残念)


と言いつつトランクスな日の多い私。

一時期、わざわざパンツを見せびらかすのが一部で流行ってた時期があって、その頃、雑誌なんかの記事で見たのが確かカルバンクラインでした。私も買いに行きましたよ。別に出して履くつもりはなかったけど。

それにしても、男性下着売り場にいる女性客は絵になるのに、なんで女性下着売り場の男性客ってどうも違和感あるんでしょうか。謎です。

ちょっとそのあたり突っ込みはじめると文量が多くなりそうなんで、
それは、次回の講釈で

To be continued.

—MURAKAMI-TAKESHI-IN-THOSE-DAYS————————————
当時の本 『新人類、親になる!』三浦展(小学館,1500円)表紙の渡辺和博による絵によると、旦那はユニクロの服を着てナイキを履いている。奥さんは服はアニエスb、髪は駅前の美容室、先生は男。子供の服は無印良品である。主にこのカテゴリーになるのは1960年代生まれの人である。もう少しあとになると、いわゆる団塊ジュニアが控えている。私は微妙な位置づけである。


当時の世 例の某大学ラグビー部の事件に対して、渋谷のにいちゃんの言葉
「あんなのカラオケBOXで週一以上のペースで起きてるっしょ。」「茶飯事っすよ。」
当時の私 歩行者天国の人込みは、俺にとっては歩行者地獄だ。

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