NOCTY 駅前100m 夢の9.12

 

このペ-ジのタイトルになっているのは、溝口の駅前にオープンするノクティの広告のコピ-である。念のために述べるが、ここでいうコピ-というのは写しという意味ではなく、広告の煽り文句という意味である。

“9.12”というのは、あくまでオープンの日付であって、まさか、ここに登場する人々がそのタイムで100mを走るわけではない。でも隣接するJR武蔵溝ノ口からはおそらく100mもないから、それくらいのタイムはでるかもしれない。

だがしかし、なにせ「夢の9.12」を目指すので、スタートダッシュが大切である。みなさん、なかなかよい前傾姿勢をしている。奥の方に一人姿勢が高くなっている方がいるが、おそらく、前半で他の人に置いていかれると思われる。

一番手前は格好から推測するに女子高生だと思うが、100m の間、チェックのミニの裾を気にしなければ、若いぶん体力的には他の人より有利である。くれぐれも、普段の登校時のようにお尻に片手をやって裾を押さえるような走法をしないことである。

その向こうはサラリーマンであろうか。よしんば営業職で暑い街の中をスーツで歩くトレーニングを積んでいたとしても、ここは100mの短距離勝負である。果してジャケットを着た暑苦しいスタイルで、短距離特有の無酸素運動に耐えられるかがポイントであろう。

今回の決勝に複数エントリーしているカッコいいおねえさんは、いわゆるOLの方であろうか。この短距離に備えて足元はハイヒールではなく、低めのパンプスである。この選択は賢明であるが、いかんせん、スーツはタイトスカートである。歩幅を稼ぐのに不利この上ない。この戦略上のミスが結果に響かないことを祈るのみである。

さて、いわゆるオバチャンもスターティングラインに着いていたようだ。しかし、オバチャンの勝負所はおそらく、この100mの後である。ゴールラインつまりお店の入口を駆け抜け、手を上げて観客に応える上位入賞者を尻目に加速を続け、一目散に開店記念セ-ル売り場に駆け込むに違いない。

と、軽くつっこんでみたが、「急いで行かなきゃ」というメッセージを伝えるにあたって、なかなかウマイ広告だと思う。しかし、おそらく勝負は直線100mではなく、例のペデストリアンデッキ経由の110m障害か、クロスカントリー、あるいは、あらかじめ開店前に入口で待った上での再スタートを切る2ヒート制レースとなるのであろう。

このポスターって東京オリンピックのポスターのパロディなんかな?

 俺時々僕ところにより私
俺時々僕ところにより私
http://muccitexi.com/1997/08/31/the-mouth-of-groove/
I, My, Me

 

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