Don’t Be a Tokyo-jin 第弐拾弐話「せめて、関西人らしく」

このところ、くだんの劇場版との連動企画で、テレビ東京で週1回4話ずつ再放送してますわな。

テレビ東京っちゅうと、昔はたしか東京12チャンネルとかゆうとりましたな。アニメとか特撮ものをひたすら見ていたお子様の頃、「東京の教育テレビはこんなんも作るんか」と思ってました。でも、こっちに来てみると教育テレビは3chでした。基本的にテレビをほとんど見ない現在のぼくは、今でも「NHKは2チャンや。」と思ってたりします。

実は映像は始めの4話と、フォースチルドレンがらみの話しか見てなかったりします。そこで、どうも、引っ掛かるキャラクターは鈴原トウジだったりするわけで、彼のパチもんの関西弁が、辛うじて、『エヴァ』とぼくとの距離を保たせているのではないかと思ったりするのです。

 俺時々僕ところにより私
俺時々僕ところにより私
http://muccitexi.com/1997/07/22/the-end-of/
I, My, Me

ぼくが見たことのある話に出てくる使徒のベースデザインは、あさりよしとおですが、そのあさりよしとおのEVANGELION補完委員会編の『エヴァンゲリオン四コマ全集』ってのが角川書店から出てます。『エヴァ』ネタのアンソロジーコミックの類の増殖には辟易しているぼくですが、マンガ版の『エヴァ』を連載している『月刊少年エース』を出してる角川からだし、発起人があさりよしとおさんだし、帯の「くだらな過ぎて不覚にも笑えるこれはそーゆー本だ」という大槻ケンヂの推薦文に誘われて、不覚にも買ってしまったのでした。

その1発めに『アニメージュ』から再掲載された『命の洗濯を』ってネタ(なんか、このタイトルそこかしこで使われてそうですが、まぁ、このネタにも頭に原案巷のヨタ話とあるからそうだろう。)で、いきなり受けてしまいました。

エントリープラグ内でいつものジャージ姿のトウジ。「思考言語大阪弁へ切り替え エヴァンゲリオン参号機起動!」LCLは関西風にダシの利いた薄味。

「体内に高エネルギー反応!!」画面には「非常事態 えらいこっちゃ」の文字「まさか…使徒!?」

「活動停止信号を発信エントリープラグを強制射出!!」モニターには「あきまへん」の文字「だめです!停止信号及びプラグ射出コード認識しません!!」

「えーかげんにしなさい!」とドツキを入れる初号機の手が、参号機の頭部を粉砕する。

ウ~ン、文で書くとシンクロ率が低下して、笑えんか~。すまんのぉ~。
「ちょっとアンタ!大阪弁で考えて~や~!」
アスカが関西生まれならそう言ったかもしれん。

 俺時々僕ところにより私
俺時々僕ところにより私
http://muccitexi.com/1997/02/17/go-because-the-signal-is-green/
I, My, Me

ぼくは1分の1綾波レイはいらない。「ただの容れ物」だから。ぬいぐるみを持つ趣味はないけど、1分の1ペンペンならいいかも、当然、防水加工がしてあって風呂に入れるのが必須。マブチの水中モーターが付くとなお良し。別にコスプレの趣味もないけれど、トウジのジャージなら「ちょっち欲しい」

—MURAKAMI-TAKESHI-IN-THOSE-DAYS—————————————
当時の本 『エヴァンゲリオン四コマ全集』EVANGELION補完委員会編(角川書店, 850円)


当時の世 アニメやプラモやSFの雑誌だけでなく、思想や文芸の雑誌や就職情報誌やエロ雑誌にまで特集記事のるんだものなぁ。すごいねえ。毎週日曜未明の丑三つ刻は「溶け合う心が 私を 壊す」
当時の私 『STUDIO VOICE 97.3』っていうMULTI-MEDIA MIX MAGAZINEを名乗る雑誌に「特集エヴァンゲリオン 終わりと始まり」ってのが出てた。大判な上に、表紙がシンジ君のどアップなので、『Newtype』を買うくらいの気合が要った。でも「終わりと始まり」「DEATH and REBIRTH」って「接触篇・発動篇」みたいやね

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